肩の力を抜いて。
昨日、就活の一環で初めて面接に参加して来ました。
面接官は非常にフレンドリーな方で20分ほど、志望動機や部活のことなどを話しました。
最後の質問が
『あなたはどんな働き方。どんな人間になりたいですか?』でした。
これは、私の1番得意な質問だった。
明確な答えを高校生の頃から思い描いていたからです。そして私は答えました。
私『脱力できる人間になりたいです。
野球の練習をしてても、勉強をしてても、常に100%の出力するのは無理だと思うんですよ。
100%出した人は絶対反動で0%のときがくるんですね。でも80%の出力ならずっと出来るんですよ。
そこで私が目指したいのは80%の力で100パーセントに近い力を出せる人間です。
ここで少し考えて欲しいのですが、
最高球速100キロの人が80%の力で投げた時に80キロしか投げれないと思いますか?
僕はそうは思いません。
身体の使い方を上手にすれば、80%の出力でも95キロの球を投げられると思います。
最高球速100キロの人が100%の力で力んでしまえば、95キロしか投げられないこともあると思います。
改めて、私が目指すのは
力は抜けているが、手を抜いていない人間です。
80%の力で100%に限りなく近い出力をできる人間になりたいです。』
面接官『ありがとうございます。以上で面接を終わります。退室してください。』
私は立ち上がり、お辞儀をして、ドアの方へ向かい、ドアを引いて開けようとした。
その時心の中で
『力80%の出力って言うてるやつが、ドア閉める音うるさいのダサいなぁ。丁寧にしよう。』と思い、慎重にドアノブを握った。
しかしドアのたて付けが悪いせいか、ドアが重かった。そして100%の力で引いた。
ドアノブだけが取れた。
このドアはスライドドアだった。